平成17年度掲載分

幼児期の食生活 〜食事のリズム“食べる力”を育てましょう〜

  4月は、子どもにとって初めて体験する集団生活で、みんなと一緒に「保育所給食」を
食べる体験がスタートします。保育所
()では、園児が「保育所給食」を“楽しく食べる子ども”
になっていただけるよう、調理方法や盛り付け等に工夫をしながら給食をつくっています。
この給食を楽しく食べるためには、「空腹感」と「食事で空腹感が満たされる心地よさ」の
感覚を繰り返して体験できる生活リズムをつけていくことがキーワードです。
そのためには、

@夕方4時以降は、おやつや嗜好飲料を与えないようにしましょう。
  A朝食は必ず摂り、できれば8時頃までに済ませましょう。
  B夕食時間は8時までに済ませましょう。  
 C夕食後から寝るまでの間、お茶か水以外の飲食物が与えないようにしましょう。 

 食後4時間位過ぎないと、おなかがすいた感覚が得にくいです。食事やおやつの時間が規則正しくなると、生活リズムが整ってきます。昼食とおやつを食べる場の保育所()と朝食と夕食を食べる場の家庭が連帯しあって、お子さんの食べる力を育んでまいりましょう。




平成16年度掲載分


幼児期の食生活 〜食事は規則正しく、楽しい雰囲気づくりで〜

  幼児期は、食生活の基礎をつくる時期です。お子さんの普段の食生活はいかがでしょうか。
春は新しい生活リズムが始まります。家庭と保育園での食事をとおして、お子さんによい食習慣を
つけましょう。

朝食は元気印のみなもと

早寝(20時以降は寝る)早起き(日の出の時刻に起きる)は、子どもの体内時計と一致しやすく、体調を整え、
よく食べよく遊びます。
最近は、周囲の大人の夜更かしに影響を受けて夜更かしの子供が増えています。
その結果、朝ごはんを食べない、ほんの少しだけ好きなものを食べる等、きちんとした朝食を決まった時間に
食べない子供が増えつつあります。

朝・夕の食事時間は遅すぎないように

園での食事時間は、昼食12時・おやつ15時頃(2歳以下は10時頃軽いおやつが入ります)と決まっています。
朝・昼・夕の食事時間に空腹感と食欲がでてくるよう、食べる時間は3時間から4時間あける、朝食は目覚めて
30分以上たった後に、夕食は8時に寝られるような食事時間等を心がけましょう。




平成15年度掲載分

幼児期の食生活
〜健康的な食事づくり〜

お忙しい中、食生活アンケート調査にご協力いただき有難うございます。
この調査から、お子さんの食事を今より良くしたいと思っておられる保護者が80%以上ありました。
今より良くしたいこととして「栄養のバランスの偏り」が上位にあがっていました。新学期に入り、園へ
ごはんを持参するようになります。今回は主食の量について考えてみましょう。

   1日の主食量は ごはん 1〜2歳児 1日 こども茶碗2杯強分                             
                  3〜5歳児 1日 こども茶碗2.5杯分

   参考:   こども茶碗1杯分(110g)に相当する他の主食用食材
         食パン5枚切り1枚(70g)
         バターロールパン1個(35g) 1個半
         クロワッサン1個(40g) 1個
         うどん(茹で)1玉(210g) 176g
         スパゲッティ・マカロニ(茹で) 125g (保育園では1食量50g使用)
         
      保育園へ持参するごはんの量は、1日の量の1/3量を目安にしましょう





平成14年度掲載分

幼児期の食生活 規則的な食事時間は健康生活の基本


    
毎日、毎食決まった時間に食事をすると、次のようなメリットがあります。
 
    @ 食べ物の消化吸収効率を高める。

       幼児期の消化器官は、発達途上段階です。心身の発育が旺盛なこの時期の、生体リズムの
       形成に良い影響をもたらします。

    A 起床や就寝などの規則正しい日課の形成に有用。

       保育園生活は、集団生活のスタートです。集団生活をスムーズに送るには、早寝早起きの
       「朝型行動パターン」を定着することが大切。

       起床から朝食まで少なくとも30分位の時間の余裕を持ちましょう。

    ※ 平成10年度の食生活調査結果によると、3食をきちんと食べていない幼児が、
       加西市内で40%位ありました。





平成13年度掲載分

幼児期の食生活 〜「健康的な食事づくり」

 
花粉症で悩む季節が到来しました。
 食べ物によるからだの敏感状態を改善する働きがある食事について考えてみましょう。

@油脂類は摂りすぎない
同じ食材でも、油脂を使って調理すると未消化のまま吸収される機会が増え、その結果アレルギーを引き起こしやすくなります。また、油脂類の一部は体を過敏にする化学物質に合成されます。
油脂類の摂りすぎはからだを過敏にし,かゆみを増します。油脂類を多く使った料理は週1〜2回にとどめましょう。油脂類は新しいものを使用しましょう。

   1日の目安量     1〜2歳児 10g 3〜5歳児  15g
                揚げ物料理は重量の15%位油脂を含有しています。

A砂糖類は摂りすぎない
砂糖類の摂りすぎは腸粘膜を傷つけ、消化管の免疫失調状態を引き起こし、アレルギーを越こしやすくします。ジュースや砂糖菓子(あめ・チョコレート等)は極力減らしましょう。

   1日の目安量     1〜5歳児  5g

 
 おねがい


土曜日はパン、麺、お好み焼きなどのメニューに決めていますので、お弁当はいりませんが、スプーンやお箸を忘れないようにしましょう。献立表で確かめてくださいね。

さくら組、もも組は完全給食ですので、お弁当はいりませんが、お箸やスプーンは毎日持たせてください。




4月の きゅうしょくだより